自己 のバックアップ(No.3)
1・自己とは私たちはみな、人の心が「自己」と呼ばれる特別なものを含んでいると信じている。
これは定義とは言えないが、もっと良い言い方を探す必要もないとおもう。 「自己とは何か?」と問うかわりに、 「自己についての私たちの考え」のなかには、自分自身が何であるのかについて、 さらに、「こうありたい」とか「どうあるべきだ」というような考えも含んでいる。 2・自己はひとつ?私たちは、自分自身について2つの見方をする。 ひとつは、自分をたったひとつの一貫した存在とみなす見方。
もし、中心的で支配的なただひとつの自己が無いのだとしたら、 もしかしたらそれは、 3・保守的私たちは、自分の心をどうやってコントロールしているのだろうか? 私たちは生涯を通して自己をコントロールするやりかたを探している。
私たちが、自分に影響をあたえる為に、ときにこんなにまで回りくどい方法をつかうのはどうしてだろうか。 何かの働きを理解するには、その目的が分からなくてはならない。 つまり、わたしたちが自己と呼ぶものを理解するには、まずそれが何のためのものかを知る必要がある。 人はみな、目的をひとつだけもつことと、一度に何もかもやってしまおうとすることとのバランスをとるために、計画というものを立てる。 4・利用教授の問題の話をもうすこし詳しく見てみよう。 彼の心のなかの「はたらく」というエージェンシーが、エージェント「怒り」を利用して、エージェント「眠る」のはたらきをとめようとしたということだ。 まず、「はたらく」が「眠る」のスイッチを直接切れるとすると、我々の身体はすぐに疲れ切ってしまうにちがいない。 それよりも、必要なのはエージェントたちのチェックやバランス保持のメカニズムである。 またこれが、私たちが幻想や作り話というものをもちいる理由にちがいない。 私たちが自分をコントロールする方法は、このように、たいてい心のなかで無意識的に進行するが、 ではなぜ、自分に動機づけするやりかたは、ほとんどうまくいかないのだろうか? 5・コントロール自分をコントロールする方法はたくさんあるが、
このように、自分をコントロールする方法はたくさんある。 6・長期的計画私たちは、完成するはずのない計画に関わることがよくある。
自分をコントロールする方法の多くは、他人に影響を与えようとする方法と同じものである。 エージェンシーたちのなかで、最も遅く変化するものはなんだろう。 7・まとめ私たちの目標は、いろいろな時間の長さや時間の尺度に関係している。 エージェンシーたちは子供の頃にいろいろなタイプの目標を身につける。 そうやって形成されていく「長期間つづく自己イメージ」がなければ、私たちの人生は一貫性を失ってしまう。 そして、わたしたちの誰もが、個人的なものだと思うような社会原理の多くは、何世紀にもわたって学んできたものを私たちの文化が保持するための「長期記憶」なのである。 コメント
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